「このアイマス動画がすごい! 2009」の続き
と称してストレスを発散する試み
「このアイマス動画がすごい! 2009」
とか書きましたが、やっぱもっと色々紹介したい! 文章書きたい!
というわけで溜め込むのも身体に悪いので、ここらで一気に吐き出そうと思います。
まずは、「アイマス動画なんて女の子が踊ってるだけだろ? 何が楽しいの?」という人にオススメの動画から。
○Junior Senior×アイドルマスター Rhythm Bandits
1分13秒。日常のちょっとした隙間、コーヒーが入るのを待つ間に、耳かきがどこに行ったかを探す合間に、新作ボカロを巡る合間に、正直どこにでも入り込める短さです。誰でも気軽に見ることができる。
「アイマス? CGが踊ってるだけだろ? でもちょっとなら見てやらない事もないんだからねっ!」というツンデレな人には是非この動画をオススメしたい。
また、最近私はアイマス動画、特にダンスPVを「ノリ」と「美しさ」を基準にして評価していますが、この動画はその両方が非常に優れています。むしろ、エフェクトがノリを支え、ノリを以って美しさとしている、という稀有な動画です。
この動画以上に「ノリ」と「美しさ」の両方を味わえる動画にはちょっと出会えない。ダンスPVの良さが凝縮された一本です。
もう一本「短い動画」といえばこちらもオススメ。
○アイドルマスター ずっキュンFever☆純愛えんじぇるLover!!(BB風)
1分47秒という短さも驚異的ですが、特に注目すべきは最初の10秒。
”Let's go fevertime! あべにゅうぷろじぇくと〜!! ラッブリ☆エンジェー♪ ずっキュン!DOKI!DOKI!純愛エンジェタイム! 胸!キュン!DOKI☆乙女フィーバタイム♪”
でもう釘付けになること必至です。
そこで嵌ってしまえば1分47秒があっという間に感じる内容の詰め込み方をしていて最初から最後まで楽しい。
考えるに、2分〜4分以上のPV動画は、『一つの曲のPV』だったりするわけです。時にはFull.verだったりもする。
しかし上で紹介した『Rhythm Bandits』や『ずっキュンFever』のような1分半程度の動画というのは、『アニメOP・ED』に近い魅力を持っています。
京アニやShaftアニメのOPやEDを観れば分かるように、秀逸なアニメOPやEDというのは良質なパッケージングを施されたPVとして人気を得ます。短くコンパクトにまとめ、伝えるべきことや詰めるべきものを上手に詰め込み、最初から最後まで飽きさせない。
『長いPV』がお好み焼きなら、これらの『短いPV』は鯛焼きですね。安く手軽に楽しめて頭から尻尾まで詰まってる。
惜しむらくは『ずっキュンFever』の方は元ネタがパチスロということで敬遠してしまう人が居る可能性があること。無論、知らなくても十分楽しいので恐れずに観ていただきたい。
そういう意味では先日UPされた
○IDOLCOMBAT SP 偽OP 「天使になりたい」
『2009年格好良いアイマス動画といえばコチラ』作品にも選ばれた一本です。
「本当にこんなアニメがあるかのよう」*1な魅せ方で、正直どの瞬間を切り出してもカッコいい。
そしてなにより「踊ってない」
ダンスPVが苦手な人にも是非オススメです。
OPやEDといえば、昨年も凄いトレスMADが幾つも作られました。
○アイドルマスター あいますスケッチ×765 OP 『?でわっしょい』
どちらも描画枚数が凄まじいことになっているであろうトレスMADです。ヌルヌル動きます。この労力は素直に賞賛すべき。
私の持論ですが、ニコ厨というのは「すごい動画」を、更に言うと「凄さの分かりやすい動画」を好むものだと思うのです。
いくら美しかったり格好良かったりしても、「何が凄いのか」「どうやって作っているのか」が分からなければとっつき辛いと感じるらしいのです。
そこで、凄さの分かりやすいものが「手描き」だったり「ドット絵」だったりするのだと思います。
○【アイドルマスター】黎明スターラインを叩いてみた
ドラムの事はよく分かりませんが、それでもこのパフォーマンスが凄いということははっきりと分かる。それほどまでの演奏だと思います。
それにしても、やはり「○○してみた」は良いですね。「とりあえずやってみよう」という精神。まさにニコニコの精神だと思います。
その「『〜してみた』精神」を体現したのがこちらのアイマス動画かと
○【歌ってみm@ster2】65人で『i』歌ってみた【Finale】
「みんな楽しく笑顔で舞台に立とう。歌やダンスで自分を伝えよう」
これぞニコ動。これぞ「『〜してみた』精神」です。歌ってみたというジャンルは伸びる動画と伸びない動画の差が激しく、こちらの動画は残念ながら伸びない方の動画ですが、それでも深い意義を持っている作品だと信じています。
同じく意義深いと私が思っている作品がこちら。
○オッサン合作「こまけぇことはいいんだよ」御視聴感謝動画
と、一説には50歳超といわれ、確かに技術は無くてもひたすら楽しい動画を作ってくれる動画製作者が言ってくれる。本当に、本当にこの人たちには勇気をもらえます。こちらも再生数は確かに少ないですが、とても意義深い、大好きな動画。
さて、最初は「短さ」に注目して動画をご紹介しましたが、逆に「長くて魅力的な動画」といえばなんでしょうね。
09年も何だかんだ言って合作が多く行われたのでそれらが該当しなくも無いのですが、
しかしそれはちょっと違いますよね。合作と言っても結局は小品の集合体なので、単に「長い」とは違う。シークバーを動かして好きな部分だけ見られるわけですし。
09年、「長くても楽しい動画」と私が考えるのはこちら
○アイドル寮空室あり!
もうね、「ストーリー動画らしい。しかも第○話とある……」ってだけで敬遠する人は敬遠するでしょう。実際私も「『敷居の部屋』カズマさん回の課題動画」と言われなければ観るのが半年は遅れていました。
しかし他のストーリー動画シリーズもそうであるように、見れば一気に引き込まれる。そういう点では09年最もオススメのストーリー系シリーズ動画は、ズバリこれです。
まずテンポが良い。読み続けるのに必須の要素です。そして情景・心情の描き方がとんでもなく上手くて、ストーリーの世界観に無意識の内にすんなりと入っていける。それが、私がアイマスを知らない人にもこの作品をオススメできる大きなポイント。
アイマスを知らなくても良い。時間があるのならば、「空き室あり!」は絶対にオススメです。
もう一つ、私が推す「長くても引き込まれるストーリー系アイマス動画09」がこちら
○【アイドルマスター】765〜封鎖された渋谷で〜
7分と少し。一見短く見えますが実は数話に分かれていて、全部を観ようとすると1時間近く掛かってしまうというトラップ動画です。
しかし、そのグイグイと惹きつける笑いどころの緩急が素晴らしい脚本と視聴者を飽きさせない演出、そして興味を持続させる構成の完成度の高さはそのトラップを苦にさせない。
数話ごとに区切って見せる手法は、動画の残り時間で先の展開を予想させないという利点もある
こちらも元ネタありということで敬遠する向きが多い動画ですが、ご心配なく。『428』を知らなくてもパーフェクトに楽しめます。この動画の妙は再現性ではなく脚本・演出・構成にあるわけですから。
観ているだけで無条件に楽しい。ストーリー系アイマス動画を敬遠している方にも是非オススメの一本です。
では、「短くてお勧めのストーリー動画」はあるでしょうか。
その答えを作ってくれているのがこちら
○ガテラー星人P
DS発表後、流星、というよりUFOの如く現れた、DSキャラ達がメインのストーリー動画を作る動画製作者です。
とんでもなくテンポの良いストーリー展開は手馴れた感じを受けますが、それもそのはずで、後日調べたところ『ときめきメモリアル』のSS界隈で有名な方だとか。納得。
画面に「w」が流れない瞬間が無い、口元が緩まないシーンが無い、これほどに楽しさを味あわせてくれるストーリー動画群はそうそう無い。
ただ、アイマスキャラ達のパーソナルに依存したストーリーであることが多いので*2、アイマスを知らない人に対してはイマイチお薦めできないということが残念。
しかし一つ言えることは、この楽しさを味わえないのは不幸だな、と(笑)
動画製作者ごとに観ていくのであれば、私にとって2009年は
○「ドリPの年」
でした
う〜ん、大好き。
私はドリフ直撃世代ではありませんが、この「いかにもMAD」な無理矢理感でお笑いの舞台を再現する「ドリPワールド」とでも言うべき「アイマス動画の新たな地平」を感じさせてくれる作風が大好きなのです。
世界を作り上げているといえばこちらの作品とかも。
○【アイドルマスターPV】〜all right all nights〜【オリジナル曲】
○【アイドルマスター】 I Want (GATE I - gate odyssey MIX【春閣下PV+MASHUP】
動画の内と外に『場』を作り出しまくっている『アイマス第三帝国』
こういった、強烈な力場を動画で作れるというのは本当に尊敬すべきことだと思います。
そういう意味ではこちらにはヤられました。
○アイドルマスター 「ハンマーソングと痛みの塔」 水瀬伊織
一度観てみてください。特に自意識の高さでつとに有名なはてなユーザー諸氏ならばわたしとおなじようにゲロを吐いてくれると思うんですけどね。
それでは最後にこちらの話題作を。