自分流『動画の勧め方』をまとめてみた
以前twitterで誰かと、確か@raydiveさんか@gigirさんか@ch1248さんだったかと話していた時、面白い話題が出たわけですよ。曰く「『アイマス動画』『ニコマス』とは『刃牙』における中国拳法みたいなものだろう」と。「それはそれは膨大な学問でございます」と。妙に納得してしまったわけです。
例えば『アイマス動画』を一つの大学として、私の動画は
参考書だったり
教科書だったり
するわけですが、『アイマス動画』という大学に入学してもらうために必要なのは、「参考書」でも「教科書」でもなく「パンフレット」や「カタログ」なのではないかと。余計な語りや説明はむしろ邪魔なのではないかと。ただ見せるだけに留めるべきなのではないかと。"don't tell just show it"なのではないかと。そう思ったわけです。この辺は確か@soltmoonさんと話していた時に考えたところ。
というわけで、自分なりにまとめた『アイマス動画の紹介の仕方』をまとめてみることにするわけです
この記事に寄せられたコメントについてずっと考えていました。
アイマス動画を構成する要素に関して全く知識の無い人にアイマス動画を勧めるにはどうすれば良いのかということを。
そこで色々考えた結果がこちら
1.専門用語・符丁・ジャーゴンの類は可能な限り使わない。
「シンクロが〜」「ノーマルPVが〜」なんてもってのほか。初心者はMADなのかゲームのキャプチャ動画なのかすら分かりません。
たとえ『アフロ軍曹』や『PB』を紹介するのであっても「シンクロ」という言葉は使わないのが無難。
逆に「『シンクロ』とは」を説明するためにこれらの動画を使わせてもらうべき。
しかし敢えて「『外』でも通じるジャーゴン」を用いるというのもありかも
「うー、わっほい!」とか「○○ーッ!俺だーッ!結婚してくれー!」なんか『外』でも通じませんかね? いや、さすがに無理ですかね。でも『外』から輸入されてきたもの、例えばゆりしー関連とかなら通じると思うんですよね。
【ゆりしー大宇宙】とか
2.コラボを多めに紹介する。
これは基本。幸いニコマスには【VOC@LOIDM@STER】やら【東方M@ster】やら【iM@SアニソンコラボPV】やらコラボ作品が多数あるので、そういう方面のオタにアッピルするのは重要。
その際、タイトルとサムネを見ただけで「それが何なのか」を理解できる作品が良いかも。
そしてその際は、「可能な限り最大公約数の大きいもの」を選択するべきと思うのです。
『キラッ☆』すら知らない人もTVなら観るでしょうからこういうのも勧められるかも。
あと、こちらの作品は【iM@S架空戦記一発ネタ】【愛ドットるマスター】【懐ゲーMAD@アイマス】と属性が多いので、多くの人にリーチできるかも
また、『ニコ動の流行』に絡んだ作品を紹介すればニコ厨の気を引けるかも。
無論『組曲系』とかも
『ニコ動における有名人』の力を借りるのも良いかも。
【歌ってみた】【踊ってみた】界隈の人たちなら人数も多いだろうし
【わかむらP】なら『外』の人も知ってるくらいのネームバリューなのではないでしょうか
あと【神前暁】さんも『God knows...』『もってけ!セーラーふく』の名前と共に紹介すると良いかも
3.問答無用で「すごい」ものを紹介する
思うに、ニコ厨というのは「これはすごい」モノを好む傾向にあると思うのです。その結果が【ニコニコ技術部】だったりするのではないでしょうか。
逆に、アイマス動画は「何が『すごい』か分かりにくい」から敬遠されるのでは。それこそえこPの動画とかなんかその最たるものかと。
だから、技術がどうとか知らなくても、問答無用で「これはすごい」と思える、「美しい」と思える、「気持ち良い」と思える作品を紹介すべきではないでしょうか。
例えば絵やアニメ作品は「すごさ」が伝わりやすいと思います。それに、アイマスの3Dだけ見せてるとダレるしね。
あと【人力VOCALOID】もすごさの伝わりやすいジャンルかと。
「まともな動画」じゃなくっても、その「発想の凄さ」が心を捉えてくれるかもしれません。
そして、動画の持つそのままの「美しさ」
動画の持つそのままの「ノリの良さ」
「驚異的な中毒性」なんかもそうかもしれません。
「再現が凄い」とかも
なども「問答無用のすごさ」だと思うのですよ。こういう部分をメインに「攻めて」行きたい。
あと「ニコマスPたちの団結力」も興味を引く材料になり得るかな
「ただひたすらにアイドルが可愛い」とかも
「何か哲学的」とか「PVなのにストーリーを表現できて凄い」というのも、年齢の高いオタクにとっては好物かも。特に『GAME』は分かりやすいし。
4.『アイマス動画』の多彩さを思い知らせられるものを
アイマス動画群の強みは、「とにかくいろんなものがある」ことだと思うのです。
だから、「アイドルが歌って踊るだけでなくていろんな楽しみ方がある。色んな表現方法がある」ことを知らせる必要がある。
あと、色々な作品を勧めることで「ダレ」を防ぐことも出来るかも。
そこで【アイマス紙芝居】とか
をオススメすると良いのではないかと思うのです。特に架空戦記は人気のあるゲームとのコラボならなおよし。具体的にはぷよぷよとか逆転裁判とかドラクエとか。
もちろん【踊ってみた】や【歌ってみた】や【演奏してみた】
他にはタカシPの絵本
ドリPの【iM@Sドリフターズ】とかも素晴らしい教材だと思います。
あとは【擬似m@s】とか【旅m@s】とか。
5.『ニコマス』に浸れるものを
「ただすごい動画を見せて終わり」じゃつまらない。最終的には「自分好みのアイマス動画を自力で探す」ような人を作りたい。
そこで、多少ジャーゴンや内輪ネタを含んでいても『ニコマスの広まり』を感じさせるMADを混ぜるのもアリかもしれません。
例えばオンナスPの『スイミン不足』なんかは、多数の内輪ネタを含みつつも単純に「楽しくて」「凄い」動画ではなかろうでしょうか
あと、沢山の類似品があったり、シリーズ物だったりするのもいいかも。
もちろんほどほどにね。
6.『アイマス』にリーチできるものを
『ニコマス』を勧めて終わりじゃつまらない。やっぱ箱○本体とPSPとDSとアイマスを買わせなきゃね。
と言うわけでコミュ動画とか
公式曲MADとか
ノマPVとかを見せると良いと思うのです。コメントが凄い動画なら、コメントの力を借りられるのでなおよし。
当然、初心者はMADと公式曲MADとノマPVの違いが分からないだろうから、そういうのは最後にすべきかも。
他にもこういう動画を見せることで興味を誘うとか。
7.自分の趣味を混ぜる
自分が好きな動画を紹介したって良いじゃないか! 紹介と言うのはその人個人のセンスや体験を表に出す行為なのだと思うですよ。
たとえ伸びてなくても好きな動画を混ぜるのだ。
まとめ
……ってなところが自分の今までのノウハウを集めた『アイマス動画』の紹介方法。一応、こちらのマイリストがその結果。
後でカタログ動画にするつもりです。
「この動画は初心者にもオススメできそうだから薦める」ことの不純性
……ニコマスファン、アイマスファンでここまで読んでくれた人は、ある一つの違和感というか、はっきり言うと『ムカつき』みたいなものを感じてくれるかもしれないですね。
「初心者向けだから薦める」「みんなに気に入ってもらえそうだから勧める」←はっきり言って偉そうというか、不純ですよね。自分が作った動画でもあるまいに。勝手にレッテルを貼って。何かを創造しているわけでも無い人間が。
『紹介』というのは得てしてそういうものな訳ですが、これは言ってしまえば『作品をモノ扱いしている』に他ならないわけで、その不純性は自覚しておきたいところです。ええ、我ながら。