隔離されたって自分の『好き』を貫き通したいからそげぶ
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2010/01/006178.html
ブクマでid:GiGirさんが『燃料投下乙』って言ってるけど本当ですよ。
「厄介者は梯子を外した屋上に隔離」というニコニコ動画運営の方針は維持し、『殿堂』という名の隔離部屋に押し込めてくれました。あれですね。「厄介者だけどディープなニコ厨だから多少ぞんざいな扱いでも我慢してくれるだろう」感が。
今までずっと多くの人にアイマス動画を観てもらうことを目標に活動してきましたけど、この相変わらずの姿勢は私にとっては正に逆風。いいね。燃えるよ。「燃料投下乙」ですよ。更に頑張って多くの人々に勧めなきゃって気持ちにさせてくれました。
というわけで、こんな記事読んだり。
色んな意味でハックルさんらしい上手な釣り要素たっぷりのエントリ。 要約すれば「独りよがりで顧客目線に立てないサービスは勝てない」といったところでしょうか。
ところで、昨年の今頃でしたっけ。「みんなもっと一般受けするようなアイマス動画作れよ」って論が大炎上を引き起こしたのは。
似てると思うのですよ。「自分の好みを押し通すのか、皆に迎合するのか」
MADは所詮MADなわけで、好きなようにしか作れない。私は、MADを好きに作っている人が好き。自分の「好き」を貫き通す人が好き。でも「自作のMADを多くの人に観てもらうにはどうすれば良いだろう」と悩む人もいて、私はその人のことも好き。
好きだから、もっと多くの人に彼らの作品を楽しんでもらいたいし、多くの喝采を彼らの元に届けたい。私は、それをすることが好き。
素人がやってる二次創作です。MADです。やっぱ作り手の皆さんには、好きに作って貰いたいし創作を楽しんでもらいたい。私は、その作品を多くの視聴者の皆さんに届けることを楽しみたい。
そして、ただ好きでいるだけじゃダメで、しかし好きだからこそ、目的を達するために何をどうすれば良いか考えなきゃならない。考えたい。それが好きなんです。いまだ迷走中だけど。
というわけで今回は、私が「本当に自分の『好き』を貫いているな」と思う方
○オヤジオナPをご紹介。
・オヤジオナとは (オヤジオナとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
オヤジオナ氏、或いはオヤジオナP。一説には50歳超と言われ、やたらと年代の古いネタと無理矢理感溢れるコラージュで彩られたアイマス動画を作っておられる動画製作者です。
1画面キャプチャしただけだと単なるやっつけコラージュ。しかしそれをコマ単位で全編にわたって行うという意味不明の労力でこちらの腹筋を殺しに来ます。
恐ろしくテンポが良い上に、元ネタへの満ち満ちた愛が伝わってくるので、たとえそれを知らなくても一気に動画の世界に引き込まれる。ニコニコ動画の原点とも言える「馬鹿だなあwwww」が存分に味わえる。そんな動画群です。
同じく高齢の製作者と言われる森江春策Pとの合作は、高い年齢層が多いと言われるアイマス動画ファン達でも付いて行けない人が続出。
それでもその圧倒的な楽しさで多くの人を笑わせてくれました。
これらの動画を支えているのは、技術力でも、高価な編集ソフトでもなく、手間、そして知恵です。
ド派手でもない、美麗でもない、感動で嘆息するよりも、その手間暇と馬鹿馬鹿しさに感嘆するのが正しい。
そういった所を楽しめる動画はまだまだいっぱいあります。アイマス動画の魅力は「貴方の求める『価値』がきっとある」という点。
そして、例え技術や編集ソフトを買うお金が無くても、人を楽しませようとする意志と、溢れんばかりのユーモアと、それを発表しようとするちょっぴりの心の強さがあれば、いくらでも楽しい作品は作れるはず、そう思わせてくれます。
テクニックよりも閃きで楽しませてくれるアイマス動画、作る側も観る側も気楽に楽しめるアイマス動画といえば、最近では『15秒CM@ster』シリーズがそうでしょうか。
・15秒CM@sterとは (ジュウゴビョウシーエマスターとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
たった15秒! 誰でも手軽に楽しめるシリーズです。
少し前だと『Tam@home』ブームが記憶に新しい。
・Tam@homeとは (タマホームとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
たった30秒! このシリーズも気軽に楽しめます。タグ検索で是非。
だいぶ昔になりますが、『箱○を買ってシリーズ』なんてのもありました。
・人気の「箱○を買ってシリーズ」動画 81本 - ニコニコ動画
まるで本物のCM。これもMADです。
楽しめるアイマス動画はどんどん生まれています。また、ちょっとした工夫で、普段アイマス動画を観ない貴方が楽しめるアイマス動画もどんどん見つけられるはず。ちょっと隔離部屋に追いやったくらいで囲い込めると思ったら大間違いですよ。その幻想をぶち殺す!!
そして、その工夫ができない人のために私は居る。苦労せずとも1500万人のニコ厨がアイマス動画を楽しめるような道を作りたい。
というわけでこれからも色んなアイマス動画を皆さんに勧めていく所存。