『アイマス』にはまってみませんか?
動画版
皆さんは『アイドルマスター』というゲームを「好きな音楽で女の子を踊らせるゲーム」と思ってないでしょうか?
あるいは「女の子の胸を触るゲーム」と思ってはいないでしょうか?
実は、「好きな音楽で踊らせるゲーム」という認識は90%間違っています。「πをタッチするゲーム」という認識は3割くらい間違っています。
ニコニコ動画で大人気の割には、『アイドルマスター』は(嘆かわしいことに)ゲームそのものの内容についてあまり知られていません。というわけでここでは、僭越ながらこの私が『アイドルマスター』というゲームについて簡単ながらも解説いたしましょう。
『アイドルマスター』(以下『アイマス』)はダンスゲームではありません。そして、実は『ギャルゲー』でもありません。お近くのプロデューサーに聞いてみてください。『アイマス』は『育成ゲーム』と答えるはずです。*1
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『アイマス』のゲームとしての流れはこうです。
※画像はDETPの動画からお借りしています。
ミニゲームによってその子の能力を育成します。
育成するだけでなく、会話パートによって『思い出』(所謂『ボム』)を溜めます。
その鍛えた能力とボムによって、『オーディション』を勝ち抜き、TV出演を勝ち取ります。
そうしてファンを増やして行き、『アイドルランク』(RPGなどで言うところの『レベル』)を上げていきます。
『アイドルランク』はFから始まり、E→D→……と上げていきます。アイドルランクがAに達した時、そのアイドルは初めて「トップアイドル」と呼ばれるのです。
それを一年間(52ターン内)に達成しなければなりません。トップを目指して育成とボムのストックを本気で行うなら、おっぱい触って女の子の機嫌を損ねている暇などないのです。
実際のゲームの雰囲気は【IM@Sプレイ動画】を辿れば大体分かると思われます。現在では実況プレイも上がっているので是非どうぞ。
育成自体は単調な作業です。ミニゲームそのものが特別に楽しいわけではありません。ダンスシーンや会話パートは楽しいし可愛いですが、決してそれだけが全てではありません。(無論、パイタッチのためのゲームでもありません)
アイマスの魅力とは、「オーディションに勝った時の嬉しさ、あるいは落ちたときの悔しさ」「彼女達をトップに導いた時の達成感、あるいはトップに立てなかった時の後悔」を、彼女達と共に味わうことなのです。彼女達と過ごす時間そのものなのです。
「アイマスは我が娘、我が人生」とはよく言ったもの。そういう意味では、何の予備知識も無くゲームを始めるのではなく、ニコニコ動画で彼女達の魅力に触れてからゲームとしてのアイマスに手を出すというのは良いルートであると言えるでしょう。
逆に、と言ってはなんですが、彼女達との会話やダンスシーンのみを楽しみたければ『アイドルマスターLive for you』(L4U)がオススメです。『アイドルマスター』(無印)にはない衣装や楽曲も楽しめます。
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また、携帯機で楽しみたいのならば『アイドルマスターSP』があります。ゲームとしても物語としてもより洗練されており、親しみやすくなっています。
- 出版社/メーカー: ナムコ
- 発売日: 2009/02/19
- メディア: Video Game
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今年の9月にはニンテンドーDSにて『アイドルマスター ディアリースターズ』が発売予定。こんどはアイドル視点のシナリオになるそうなので、そちらも是非。
ここで一つ注意していただきたいのは、『アイマス』は決して金のかかる趣味ではないということ。
「アイマスに100万つぎ込んだ」とか「DLCの売り上げがソフトの売り上げよりも大きい」とか、そういった人もいるのは確かですが、惑わされてはいけません。
実のところ、先程申し上げた「彼女達と喜怒哀楽を共にする」という楽しみのためには出費は一切必要ないのです。衣装も楽曲もメールアドレスも、買わずともトップアイドルに上り詰めることは出来ます。必要なのはハードとソフトだけです。
「この衣装を着せてみたいなー」とか「この曲で躍らせてみたいなー」とか思ったときだけお金を出せばよろしい。その下見にニコニコ動画を利用してもいい。
いずれにしろ、ウン万もつぎ込む必要は全く無いのです。私はつぎ込みますが。
ファン活動の活発さに比べTVゲームとしてはイマイチ話題に登ることの少ない『アイマス』ですが、実際のところ非常に良くできた、良い思い出を与えてくれるゲームです。
皆さんの中で、一人でも多くの人がこの作品に触れてくれればと願います。
それでは皆さん。佳いプロデューサー生活を。