札幌で腹が減ったら北大で牛トロ丼を食え

出張で札幌は北海道大学へ行ってきた。


 我が母校。


 オフィス街・学生街・繁華街が近いこともありメシを食う場所には困らない札幌だけど、自分の場合はかならず北大で飯を食うことにしている。



 構内は樹木だらけで、普通に近所の子供や老人が散歩していたり観光客がうろついていたりする。


 遊んでいるのは人間だけじゃない。

 構内を流れるサクシュコトニ川で遊ぶマガモ。夏はひょうたん池*1にいる。



 メンスト*2。平日は天安門広場もビックリの自転車天国に。


 クラーク先生胸像。

 北大の教授は「クラーク大先生のお言葉を守りつつ名前を宣伝していこう」派と「いつまでもクラーク先生の知名度におんぶ&抱っこはやめようぜ」派に分かれていて時々暗闘が行われる。
 ちなみに、有名なあの指差し立像は北大には無い。札幌ドームの近く、羊ヶ丘に建っている。ポプラ並木の場所とクラーク先生像の場所をきちんと説明できることが北大生の必須スキル。

 それにしても'Boys, be ambitious and be gentleman like this old man'(青年よ大志を抱け。かつ紳士たれ。この老人のように。)と言ったクラーク先生も、140年後の卒業生が別の意味で『紳士』になってるとは思うめえ。

 クラーク先生像周辺。

 蝦夷松、白樺、春楡などの樹木が立ち並ぶ。


  というか本当に樹木が多い。これでも台風のせいで半分くらいになってる。自分が学生の頃は行方不明になったやつもいた。

 札幌のど真ん中にある巨大な公園、それが北大の正体。夏は老人が道端で絵を描いていたり、付属幼稚園の子供達が遊んでいたりする。目の青い人も肌の黒い人も日本語じゃない言語も全く珍しくない。

 
 理学部横の林。

 初夏になると理学部生が白衣のままジンパ*3や野球をやってる。何代か前の学長が芝生フェチで、そういった学生の取締りを強化したのでドンパチが起きたこともある。


 というわけで本日の昼飯場。北大中部生協。


 北大内には飯を食う場所が、北18条の北部生協食堂、向かいにあるレストラン『ハルニレ』、北12条付近のこの中部食堂、隣のレストラン『エンレイソウ』、北8条のクラーク食堂、そして未確認ながら各学部*4の食堂と、マジで沢山ある。
 で、基本的に学生以外の人も普通に食事をしている。営業のサラリーマン、工事の人、近所の子供や老人も。誰が飯を食っていようが誰も気に留めない。


 メニュー。

 平日は朝10時から、土日祝日は11時から開店。自分が学生の頃は土日は休みで、部活の先輩が生協理事だったころから土日営業の意見が出始めていた。



 鯖味噌173円   かぼ天52円
 牛トロ丼M450円  豚汁M136円

牛トロ丼:北大名物……というわけでもないけど、珍しい牛トロの丼。牛のトロの部分を冷凍保存し、ご飯に乗っけてネギとワサビ醤油をかけて食べる。北大に来たらこれを食べるのが習慣になっている。



 スプーンを使い、ネギとワサビ醤油と牛トロを適度に混ぜ、ご飯の熱で牛トロを溶かしてからかっこむ。鮪のトロとも牛の赤身肉とも違うとろける風味が美味。



 北大周辺は特に中華料理屋がやたらと多いのでありがたいけど、安くて多くてノスタルジックな北大メシも大好きなのです。

*1:正式名称の大野池と呼ぶ学生は殆どいない。

*2:メインストリートの略

*3:ジンギスカンパーティ

*4:工学部にはあった。農学部にもあるらしい。